2008年12月11日木曜日

プロパンガスとコンロが活躍した。

12月7日は戸坂山根で手打ちそばを接待をした。

法要に訪れたお寺さまや信者の方々を
お蕎麦で接待したいという申し出を気持ちよく
受けてくださって、「観音寺そば」接待が実現しました。

と言っても、ほかにも料理を準備されるので台所は
混雑します。

主役は手打ち蕎麦だけではない。
ところが、ナベに湯を沸かし、湯がいて、洗って盛り付ける
といった作業工程は場所もいるし、人手もいる。

台所の混乱を避けるために、今回はプロパンガスと
コンロを持ち込み、庭で作業させてもらった。

作業は順調で良かった。
庭へおりて作業を手伝ってくださった信者の方には
お礼の申しあげようにもない。

楽しい出会いもあった。
小学校6年生だという。
背丈だけを見ると大学生だ。
このお嬢さんが薬味を手伝ってくれた。

包丁などもったこともないから、とい声もあったが
本人がやりますというのでお願いした。

ネギは5mm、カマボコは2mmなどと言うだけで
そのとおりに見事に切りそろえてくれた。

きっと自宅でもお手伝いをしているに違いない。
大根おろしだって簡単ではないが、準備してくれた。

こんな会話もあった。
「勉強はいやだろう。いやならそば屋になるか」と聞くと
「いえ、勉強が好きです。そば屋にはなりません」

これには驚いた。
勉強よりもそば屋の修行の方が楽だと思うが、
彼女は勉強がしたいという。

これから中学・高校・大学合計10年間はひたすら
勉学が待っている。
大変だと思うが、いかにも向学心の燃える年代だ。

その彼女に「蕎麦だんご」をつくったので食べようかと
誘った。蕎麦がきのことです。

初めての挑戦で、こちらもおっかなびっくりで、口に運んだが
以外に美味しかった。

彼女も箸の先にちょっとつけて、口に運んだ。
表情が崩れて笑顔が浮かぶと期待していたが、
反して、表情は固く渋い。
「マズイ」という。

やはり世代の違いだろうか。
食べもののなかった戦後と
飽食の時代とでは
味の趣向が違うのかもしれない。

いい課題をもらいました。
次回はお蕎麦と同時に「蕎麦がき」を
メニューに添えてみるつもりです。

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