2008年8月31日日曜日

豊平・どんぐり村でお客さまへ手打ちそばを(8月25日)

蕎麦で町おこしに成功したのが豊平(旧豊平町)である。

いまや、段位認定・豊平流の元締めでもある。

秋には毎年、そば祭りがある。



勿論、そばの産地としても台頭しつつある。

「とよむすめ」は新品種のそばだ。

この豊平で、お客さに手打ちそばを食べていただくという光栄を頂戴した。

研修の合間に高校の先生方が息抜きをされたようだ。

豊平のそばを食べたいというのは当然のことである。

そこでそばうちの声がかかった。

こういうチャンスはめったにあるものではない。早速引き受けた。



会場にはこの地方の郷土芸能「神楽」のビデオが放映されている。

その前で宴会前に懇談をされるグループを見かけた。

山と並んだご馳走を前に宴会がはじまった。

総勢40名という。

4キロばかり打った。

会場で追加要望もあり、6キロを使い切った。

そば粉は地元の「とよむすめ」。

今朝挽いたばかりであろう。

しっとり感が残っている。

水は41%でOK。

湯掻きから、盛りつけ、配膳まですべてプロにお任せだ。

とにかくどんどんそばが出る。

打ち手が追いつかなくなる。

そこで、遊びに来ていた元の職場仲間に早速応援してもらった。


粉をハカリ、水量を計測する、ふるいにかける。

「立っている者は親でも使え」と冗談をいいながら

サポートをお願いした。

口やかましいジイサンにも関わらず、耐えて忍んで、さらっとこなしてくれた。

さすが昔の仲間だ。

まじめくさって、オチョクルがうまい。

宴会がおひらきになるとお客さまが、そばうちを実演しているそばまで

ご挨拶にお見えになった。

「こんな美味しいそばを始めた食べた」
「三杯もお代わりをした」

と身に余る賛辞を頂戴した。

プロの職人でなくても、うれしい。

夕方」から、一杯やりながら、そばを打ったので、車で帰るわけにはいかない。

夜は仲間の自宅に泊まらてもらった。

かつてはこの地方の醸造家で大地主だったという邸宅は広く格式のある古風な建築である。

客間もあるし、池のある庭園もある。

こうなると、なにからなにまでお世話になるのが、マナーかもしれない。

翌日はこの町の名山・龍頭山998mに登った。

トンボやチョウ、草花など初秋の豊平はすばらしい。

以上

2008年8月29日金曜日

生活あれこれクラブ;そば打ち教室8月27日

あれこれクラブという。

住所地の公民館で活動するグループ。


ユニークな命名では上位にランクされるだろう。

ただし、聞いてみないと、活動内容が明確に解らないので、

根堀り聞くから嫌がられるかもしれない。

今日の参加者は女性ばかりで、8名。

妙齢の麗人ばかりだ。いえ、その昔はさぞかし、泣かせたろうねと

想像をかきたてる美人の山です。


打ち台を4面準備して、先発組と後発組に分かれてもらった。

指導者が一名づつ各テーブルについて、指導にあたった。

やはり料理のプロばかりだから、コツがわかっているのだろう。

こねる作業にしても、要領がわかっているから、指導者もらくだ。

麺を切るのもうまい。

切った麺には不ぞろいになる。

長く垂れた麺の端をわかりやすいので「ボロ」と呼び、

容器にきれいに入れるにはこのボロを隠すワザがいる。

でもこおのボロ隠しも慣れたものだ。



教室はほぼ予定通り進行した。

一番最初に手本を示した。これが約1時間。

40分で終えるのが普通だが、説明しているとどうしても長くなる。

それから二班に分かれて、打っていただいた。


12:30分には全員が完了。

それまでに手の空いている方に

熱湯の準備、薬味、ツユ、器など準備していただいた。

今回はザル(もりそばとも言う)にした。

ポイントは洗って締めた麺の水を完全に切ることです。

ここは振りざるをつかった。



みなさんお友達で気心が知れているから、グループ活動もうまくいった。

こうした仲良しのお友達のなかに入って、大声でわめき散らす

のはいけないと思いつつ、どうしてもワメくことになる。

反省点です。

今日はみなさんにテーブルについて一斉に食べてもらった。

「三たて」の原則から外れているが、作業した皆さんと指導者4名が

一緒にテーブルにつき、反省しながら頂くのも楽しい。

2008年8月11日月曜日

高橋そば打ち名人に指南を受けた(8月1日)


名人が関東圏のそば処・山梨県の店を弟子に譲り、
この広島県豊平町へ引越して、定住して、
雪花山房「達磨」という店を開業したから、その奇抜な発想に驚かされた。

日本のそば打ち第一人者と言えばこの人しかいない。
それはNHKの特別番組「趣味悠々」に登場されたことでも
わかるその名を高橋邦弘という。


豊平の店の営業日は限られる。
営業日が月に5日もあればいい方だ。
残りは北海道や東北や東京などそば打ちイベントに招かれで出張がある。

その合間を縫ってそば教室を開講される。
これも月に3回(三日)もあればいい方だ。

その8月1日のそば教室で指南を受けた。

初心者のうちは特に注意されることもなかったが
2段位を授かり、この冬には3段位に挑戦するレベルに達すると名人の
指導に力が入りる。



とくに厳しく指導されたのが切りだ。

包丁の先とその中ほどだけ使って、手前を使って切っていないと、何度も指摘された。
要するに包丁の真ん中が、まな板の手前端から出るので、先端だけで麺を
使っ切っているという。

これを徹底的に指導された。

この先生にはファンが多い。


女性陣が圧倒的だが、
この先生が威張らないのがいいのだろう。
それにやさしいそうだ。

この先生が好きなのはまずそばうちの仕事を
弟子であれ任せて、いかにも自分が打ったような商売をしないところが
いいからだ。

高橋邦弘の名で売れば客はワンサと来るだろう。
朝顔だして、あとは左ウチワで高校野球をという甘い発想はない。

自分のそばを食べに来たお客さんに、弟子が打ったそばを食べさすわけにはいかない、
そのゴクあたりまえのことを続けているに過ぎないという。

この名人は、師匠と呼ばれようが、日本の第一人者だともてはやされようと、やはり職人だ自覚しているのがわかる。
弟子から修行を重ねてここまで来たのだろう。

その一生を職人で終えるのがこの人の夢であろう。
イベントの後片付けも全部自分でやる。
弟子にまかせてお客と酒宴はできない性質だ。

雑巾で拭いて、道具を片付けてその日が終わるのであろう。

この先生のワザも見事なものだ。
とくに包丁さばき。そのスピードこそだれにもまねのできない。
それに麺のほんのしで、何度やっても同じ大きさの四角ができるところであろう。
それに麺に切れ残りがない。これなども名人ワザかもしれない。

朝食は先生の手打ちそばを腹いっぱいご馳走になった。
この細くて腰のあるそばを濃い目の関東風のツユで食べる。
だから、麺の先をツユに浸してそのままたぐりこめば丁度
いい味になる。

この日午後、五日市町で会社の納涼イベントに手打ちそばを
供することになっていたので、最後に1.3キロを打たせてもらった。

できあがりは良かったが、やはり包丁さばきを指摘された。

きょうの生徒さんはプロばかりで、指南を求めて静岡や大阪など
遠くからわざわざ来訪された方ばかりのようです。

2008年8月8日金曜日

会社の納涼大会でそばを打った。

8月1日、五日市町で、そばを打った。


社員の参加者は70名。
近くの会社に勤務するそば打ち仲間が2名サポートしてくれた。

とにかく、こねに時間がかかる。この二人が交代でこねてくれた。
麺を切るのも任せた。二人とも安心してみていられる。


うれしかったのは社員の中から選抜チームが応援してくれたことだ。
ネギの細切り、大根おろし、麺を湯掻き、冷水でしめて、盛り付けなど
見事なチームワームを披露してくれた。
もちろん後片付けなど完璧だった。

衛生面にも抜かりはない。
調理や盛りつけには衛生手袋は欠かせない。
着用してを作業をしていただいた。




ご来賓の乾杯の挨拶で宴会がスタート。
この日は焼肉のタレを使ったオヤジ風「もやし炒め」を試食していただいた。

簡単で、台所の残りもの整理に活用できる男の料理。
タレもニンニクもトウガラシも適量だ。



ときには冷蔵庫の中をのぞき、腐敗寸前のもやしやキノコ・タマネギを
プライパンで炒めればいい。
環境にもやさしいし、家計も助かる。
奥さまも少しは手を休めることもできる。
これこそ誰も反対しない、家族と環境にやさしい男の料理です。

ここでサンマのカンズメ(100円)をかくし味に入れるのが
この料理の大胆で勇猛なところです。

これがうまい。どんぶりメシなら5杯はいける。

こうしたパーティでは美味しい肉ばかり食べるから
カラダにもよくない。
メタホの予備軍を育成しているようなものだ。

やはり野菜がほしい。
もやし炒めにトマトを入れてご覧ん。これは絶品だ。

イタリア風と中華風のすばらしい料理ができる。
トマトの赤、ニラの青、もやしの白。

食欲をそそる色合いだ。

手打ちそばにくわえ、この「もやし炒め」もこれからメニューにくわえたい。

2008年8月3日日曜日

7月28日そばうち同好会・倉掛公民館

この日も暑かった。

でも暑さに負けないのがこのそば打ちです。









そばうちには大切な三つの流れがあると言いますが、

メンバーはその「こね(鉢)」「延し」「包丁」ともに上達が著しい。

全員が同じく麺を細く切りそろえるレベルに達した。

これからがさらに精進を重ねられるように期待しています。

2008年8月2日土曜日

8月そば打ち行脚

8月のそば屋探訪は休みます。

(1) 8月 1日(金) 名人高橋邦弘氏そば打ち指南拝受(豊平・達磨)

(2) 8月 3日(日) 松笠観音寺法要そば接待(本院)

(3) 8月 4日(月) 口田そば打ち同好会(第一月G)

(4) 8月 8日(金) 口田そば打ち同好会(第一木G)

(5) 8月 11日(月) 己斐そば打ち同好会

(6) 8月 18日(月) 倉掛そばうち同好会 (第三G)

(7) 8月 22日(金) 広島中央そばうち同好会

(8) 8月 25日(月) 倉掛そば打ち同好会(第四G)

(9) 8月 25日(月) 豊平・道の駅・そばうち

(10) 8月 27日(水) あれこれクラブそばうち教室(9:00-13:00)

以上