2008年5月5日月曜日

ひろしま手打ちそば食べあるき・ふくべ三

ここは三度目の訪問です。
仕事の延長で一回、あとはプライベートな訪問。

銀山町にあった元の店「望月」は人気店だったが、
この「ふくべ三」も市内中心部を外れた横川だが
返ってこの方がゆっくりできるし、気持ちも落ち着くように思う。

平日ということもあって、追い立てられるような、あわただしさは感じなかった。

亭主は若い女性で、彼女がそばうちからマネジメントまで
すべて取り仕切っている。

美しい声の美女ときているから、裏方に置くのは惜しい。
ちょっとお顔が拝みたいからと言って、あつかしく声をかけると仕事の邪魔になる。
遠慮した方がいいかも知れない。

でも店が立て込んでいないかぎり、お顔を拝し、お話を伺うことはできます。

この店の特徴は県内産のそば粉へのこだわりです。
創業以来使っているのが河内町「宇山そば」です。
店主がこれまで出会った最高の粉だという。

さらに最近ではみらなくなったそば粉100%への
こだわりこそこの店の人気の秘密かもしれない。
生粉うち(キコウチ)といわれるむつかしい技法である。
ただし、最近は5%ばかりつなぎを入れるという。
切れる恐れがあるからだ。

温かいとろろそばを食べた。
麺を吹きながら食べたが、とろろ汁のうまさに話が弾み、
コシはそれほど気にならなかった。    

たしかに温かい麺だから、汁で勝負しているのだろう。
熱いそばに盛り蕎麦のようなコシを期待するのがオカシイかもしれない。  

玄関や店内のレイアウトや田舎のそば屋を思わせる構えは専門家のアイデアだろうが、
店主・嬢さまのお店に対する想いがこもっているように思う。

この落ち着いた雰囲気がいい。下駄履きに和服が似合う。
洋服ならビジネスよりラフなオシャレスタイルが引き立つ。  

ワイワイ騒く居酒屋風ではない。
だがお酒をじっくり楽しむ向きには捨てがたい雰囲気がある。
全国の銘酒を取り揃えているのもうれしい。

黒ペン手書きのメニューは達筆で上品だ。
「どなたが?」「ワタクシが書いています」と控えめに女性社員が応えてくれた。

インターネット検索では銀山町「望月」も人気店だったが、「ふくべ三」の評価も高い。  
(1)「ふくべ三」

   ①所在地:広島市西区横川町1丁目6-6
   ②電話:082-232-8971
   ③営業時間:昼11:30-14:30 夜18:00-21:00 

   ④定休日 火・水曜日

(2) インターネット検索:ヤフー「ふくべ三」

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