2008年7月21日月曜日

そば屋探訪「すみれい」・女流そば打ち職人の店

広島市内宇品のそば屋・「すみれい」さんを訪ねた。
はじめてのお店です。
そば打ち同好会の仲間お二人にも同行を願った。



電話で所在地を確認していたから、迷わなくてすんだが、
細い路地だがら、番地を確認しても、この店に到達するには
しばらくは右往左往するだろう。

その昔バス通りと呼ばれた道路からさらに入った路地に
のれん風の看板が下がってた。

馴れるとそれほど難しい立地ではない。
2台駐車できるスペースもある。
この日はそのまま駐車できたが、一杯になることもあるそうだ。

ここは女流そばうち職人の店です。もちろん、オーナーでもある。
もうひとりの同年輩のお手伝いの方と二人で切り盛りされているようです。

「おそばをお願いします」と2時ごろにお客さまが入って来られた。
「すみません。麺が切れましたので、今日は終わったのですが」と女アルジ。
道理で電話で確認したときに、何時になるか教えて欲しいと仰った意味がわかった。
その分だけ「お蕎麦」をのけて置くという心使いだったのだ。

ザルそばを注文した。女性陣も同様です。
蕎麦のあとは「アイスクリーム」です。
これは「そば入り」だという。
蕎麦の香りがかすかに漂う風味豊なアイスクリームで、美味しいと同行者の弁。

3年前に開業したという。
店内はやはり和洋折衷型で長テーブルに椅子である。



とにかく売れたら、店をシメル。
それに夜は営業しないそうだ。予約があれば開ける。
年配のご婦人だが、いい境涯じゃ。

場所がよくないから客が続かない仰るが
好きなだけ打って、売れたらそれでおしまいとは、蕎麦職人の夢じゃ。

誰だって、汗水たらして苦労はしたくない。
だが、家族を抱えてると
贅沢はいえない。

ザルそばが一番です。そばの味が一番良く分かるからです。
美味しい天ぷらと一緒に蕎麦を食べると、どうしても蕎麦が負ける。
だから、ザル蕎麦にはネギとわさび、おろし大根にツユと決まっています。
これだと蕎麦が引き立ち、美味しくいただけます。





店も新しく、常連さんが多いようです。
大通りからちょっと入ったひっそりとした住宅地に
のれがかかっている。
こののれんがないと民家と見間違う。

店内はお客さまの声がとどかないつくりになっているようだ。
しづかに蕎麦をたのしむ穴場かもしれない。

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