2008年2月4日月曜日

「節分そば」を打った

江戸時代には節分にも蕎麦を食べたという。

2月3日、松笠観音寺本院(戸坂山根)で節分の法要があり、

参詣者に観音寺そばを振舞った。

いわば節分そばです。

10時ごろからそば打ちの段取りを整え、11:00からスタートした。

このイベントにはスタッフが要ります。

まずそのスタッフに腹ごしらえをしてもらった。

腹が空くとご接待につきものの笑顔や愛想がなくなるからです。

この日、「温かい汁そば」と「冷たいザルそば」を用意しました。

今の時期はやはり温かいそばの人気が高い。

これには手間がかかりますが、やはりご要望には応えなければなりません。

とくに腰が砕けないうちに食べて頂くのは大変です。

ザル蕎麦に比べるとコシがなくなるからです。

水で洗うところまではザルと同じですが、

ここでは水をきらないで(ふりザルで)、一人前づつ椀にとり別ける。

これをさらに一人前づつ「茹でザル」であたためる(温かい湯を別途準備)。

この湯を切って、温めておいた「どんぶり」に入れ、その上に熱い汁をたっぷり注ぐ。

熱い汁を別途準備しなければなりません。

その上にキザミネギ(この場合、青ネギの方が色どりが良い)、薄切りカマボコ2枚、テンカスを

置いて出来上がる。

薬味は「一味」が美味しい。

ザルの方が仕事が早く楽です。しかも美味しいとの声を聞きます。

洗った麺を冷水(氷水)で締める。

さらに「振りザル」で水をしっかり切る。ここで水をきらないと麺がふやける。

薬味は汁そばと違います。

「わさび、オロシ大根(辛味大根)、細切り白ネギ」を使います。

青ネギの細切りはこれには向かない。

きょうの助っ人はスゴイ人が2名揃った。

歯科の先生です。

粉の調合やそば切りなどそば打ちもお手伝いいただいたが、圧巻は裏方の

釜方と盛りつけです。

湯で加減や水きり、薬味と蕎麦の盛りつけなど大変な作業を

初めて参加された先生とバイオエネルギー派のそば打ち門弟にはアタマが上がりません。

それも最後まで手伝ってくださったのには言葉もありません。

次回からはこちらの助っ人を用意して、先生方には法要に参列していただくのが良いかもしれません。

反省しています。

豆まきもオニ退治もありましたが、そば打ちに追われて、ちょっと顔を出しただけに終わりました。

気になるのはやはり「汁そば」のでき具合です。

汁が冷めていなかったか、熱い汁を注いだか。どんぶりは熱湯をくぐらせたか。

麺のコシは残っていたか。

これはこれからの課題となりました。

1 件のコメント:

酔い子 さんのコメント...

役に立たなかった助っ人(?)です。
はじめてそば打ちを観させていただきました。
楽しいひとときで時間がたつのを忘れていました。
美味しいおそばをありがとうございます。
また機会がありましたらご一緒させてください。