2008年3月11日火曜日

「打ち粉」とコーンスターチ

 先日、打ち粉について質問がありました。
 
(問)現在、同好会で使っている「打ち粉」はそば粉ですか。
 (答)そば粉です。
    これはやわらかい麺がくっつかないように、粉を打つから打ち粉を呼びます。
    蕎麦を臼でひいて、芯の周りから取れるのがこれです。
    
    そば粉にくらべ、水になじみにくいから(水をはじく)、打ち粉に使われます。
    したがって値段も高く、そば粉と変りません(そば粉取り寄せ業者の場合)

 (問)コーンスターチでも打ち粉として使えますか。
 (答)「使えます」とものの本には書いてあります。
    「手打ちうどん」ではコーンスターチを使いますので、OKだと思います。
    モチトリ粉などもコーンスターチを使ったものがほとんどです。
    値段もお値打ちです。

 (問)そば同好会で「コーンスターチ」を使わないのはなぜですか。
 (答)「そば湯」にして飲むことができないからです。
    蕎麦から採れる「打ち粉」は、湯掻き汁のなかにたっぷりと蕎麦の要素を持ち込みます。
    これをそば湯にしていただきます。
    ところが、コーンスターチを使うと「そば湯」にはなりませんので、
    あえて蕎麦の芯から採れた「打ち粉」を使っています。

 (問)通常の「そば粉」でも打ち粉になりますか。
    打ち粉になります。ただし、値段は同じですから、「打ち粉」をお勧めします。
    水をはじく力も違います。

以上
  

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